ナチュログ管理画面 サイクリング・MTB サイクリング・MTB 中国 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2015年05月06日

2015.5.2-4 一の瀬高原キャンプ場 癒し編



ゴールデンウイークの最終日は、休日出勤でした。日頃溜まったストレスを発散できたって言うのに!
ですが、仕事は予定通りはかどりましたよ。
二泊三日のソロキャンプで、いかに癒されたか思い出してみました。

サイト。
選んだサイトは、緑色の矢印辺り。

厳密に言えば、サイトではないかも知れませんが、打ち込まれたままのプラペグを見つけたので、ここにテントを張ったのは私だけではないようですよ。


こんな風に、背丈ほどの熊笹を掻き分けて入場です。

熊笹の先に

沢のせせらぎ。魚。
そのサイトでいきなりイワナを発見したものだから、私のナチュラル度計は一気に急上昇。

渓流釣りの装備を持ってこなかったことを悔やみましたが、それは一瞬のこと。釣れない釣りはストレス溜まりますし、のんびりできないですからね。
朝方、キャンパーと思われる方が数名、沢伝いに遡行されていました。本格的スタイルで思いつめている方は皆無、それでも若者が一人、『小さいのが一つ』釣れたんだと。
沢は流れの幅が広いところで2〜3mくらいなんですが、瀬音は目一杯の音量でした。谷間にテント張ってるんだから、そんなものですね。沢の癒しは、これくらいで。


新緑。
キャンプ場に到着するまでのツーリングでも、道の両脇や正面の山の新緑でかなり癒されましたが、林道に入って暫くすると緑は徐々に少なくなり、キャンプ場では葉をつけてない木々がちらほら。ここまでくると、春はこれから、と言う感じでした。
それでも、あちらこちらに見える比較的背の低いカエデ系は澄んだ空気を黄緑色で満たしてくれていました。サイトから下流側の対岸は目を向けているだけで癒されました。



それと、上空の造形も素晴らしい。葉をつけている木は少なめでしたが、青空とのコントラストが素敵。


そよ風。
時折吹くそよ風に、木々や帽子が揺れる様にも癒されました。あっ、と気付いて動画をと思ったら、止んでしまうのが少し悔しかった。

揺れる帽子

揺れる梢

癒し苔。
大きな岩も、小さな石にも、緑色の苔がフサフサと。沢の水が湿り気を振りまいているのでしょう。この緑色も好き。


数は少ないけれど、面白い形の苔もありましたよ。ネットで少し調べてみたけれど、名はわかりません。


お日さまとお月様。
朝日は川に向かって左から上り、月はその少し右側の山の上から顔をのぞかせました。



お月様はあと数日で満月になる頃合いだからまん丸。こんなじっくり月を眺めるのは久しぶりのこと。



野鳥の囀り。
朝、目覚めれば、いろいろな鳥の声が。専門家ではないので名前を全て言い当てることはできませんが、コマドリとウグイスはわかったかな。

朝の野鳥

日が高くなると野鳥の囀りが少なくなる不思議。

虫。
LEDランタンに寄ってくるのは小さなハエのような虫くらい。全く気になりませんでした。インナーテントの侵入者は、小さな蜘蛛、ハサミムシ、名も知らない小さな甲虫。トイレに行くとき、帽子のツバに何か付いてるなと脱帽して確認したら、小さなヤスデ。数える気にならぬ細い短い脚がビッシリ。
脚6本の昆虫は全く構わない私ですが、なぜか8本以上の虫は苦手です。でも、先住民には敬意を表しないとね。
最終日のこと。夜明け前の優しげな雨音に起こされました。そのまま寝てしまったら、いつの間にか聞こえなくなっていました。
テントを出て、濡れ具合をみていたら、あれ、こんなとこにハルゼミが。写真を撮ることに気付く前に手が出てました(^^ゞ
飛んで逃げることもなく、手中に。
暫く指につかまらせながらパチリパチリ。

一度飛び立ちそうになったけど、あえなく墜落。まだ飛べないのか、弱ってるのか。
少し離れたテントの斜面に、抜け殻を発見。ひょっとしたら、羽化したばかりなのかも。確かに、まだ初々しい色してるよね。
そう言えば、昼間、彼方からハルゼミの鳴き声がしてた。じゃこの子はハルゼミか。
実はハルゼミではなくエゾハルゼミだとツイッターで教わりました。
さぞかしハルゼミには迷惑なことだろうか、枯れ木に生えた苔の上にそっとおろしてやりました。

初々しいセミ

その後、トイレに行ってる間に、いなくなってた。周囲に落ちたようでもなかったから、無事、飛び立ったんでしょう。ヨカッタヨカッタ。
しかし、幼虫は、どこから這い上がってきたんだろう。たまたまテントの外だったのかな。インナーなしで寝てたら、テントの中で羽化してとかもと思ったら、ますます嬉しくなりました。

花。
春は始まったばかりだから、花はまだ少ない。
管理棟にあった紫色のツツジ。野生種ではないのかも。

あちらこちらにひっそりと咲く、スミレ。


たくさんあったのは橋の上でした。


この橋、所々で板に穴が開いていて、危険。板を支えている丸太の上を歩かなくちゃ。
桜も咲いていたけれど、市井で見られるような染井吉野ではなく、山桜。遠くから見えただけなので、写真はありません。
それと、名を知らぬ白い花を咲かせた木が一本。


焚火。
ソロキャンプで、焚火をしない日は稀。車横付けのサイトでは、重量級の焚火台を使いますが、ここでは無理と言うもの。WILD-1オリジナルのグリルスタンドを持ち込みました。キャンプ場で買い求めた焚き付け用の杉と、火持ちの良い広葉樹のを1束ずつで合計1,000円。

初日の焚火

これで2日分は無理だから、あちこちから拾い集めてきました。枯れて落ちた枝といえど、太いのはなかなか折れないので、車から折りたたみのノコギリを持ち出してギコギコ。ささやかな焚火には充分な量が確保できました。
対岸に手頃なのを見つけて取りに行ったのはいいが、帰りにバランスを失って沢にジャボン( ̄O ̄;)靴はグッショリ、したたか膝を打って痛い痛い>_<
運良く骨が折れることもなく、代わりに折れてくれた枯れ枝に感謝。

2日目は、焚火で料理する予定もなかったので、直火でやりました。このキャンプ場は直火可ですが、枯葉に燃え移らないよう要注意。

二日目の焚火

二泊三日の大半はこのサイトで過ごしましたが、2日目の昼間、一度諦めた遠いサイトに行ってみました。



手ぶらなら、問題なし( ̄▽ ̄)
広々として、木々がまばらに生えていて、とても素敵なサイトでした。そんな広いサイトに、キャンパーは一組だけ。


コゴミは生えてないかなぁと歩き回りましたが、どうやらコゴミには不向きな環境のようで、シダ類は皆無。湿り気のある薄暗い環境ではありませんから。
沢から離れているので、瀬音は聞こえてきません。代わりに、ゲラ(キツツキ)が木を叩くドラミングが聞こえましたよ。2013年の春、島根県の安蔵寺山で聞いて以来かな。
安蔵寺山の標高は1,263mというから、キャンプ場より少し高いくらい。

ドラミング

キャンパー。
初日の5月2日は土曜日で、設営しようかという頃に見かけたキャンパーの車は数台でした。
が、翌日の日曜日、夕方の駐車場は満車状態でビックリ。

お仕事や学校の都合で、日曜日にしか出発できない方々が多いのでしょうね。ゴールデンウィークの一の瀬高原キャンプ場Facebookページに、たくさんのキャンパー写真が並んでます。私も、そのうちの一人。

長いようで短かった三日間。想像していた以上に自然を満喫することができました。自然に囲まれて過ごす一時、私にはかけがえのない時間です。
夏になるか、秋になるか、はたまた初冬になるかわかりませんが、何度でも訪れてみたいキャンプ場です。



このブログの人気記事
毎日のランチ
毎日のランチ

キャンプ場で迎える朝
キャンプ場で迎える朝

バイクフィッシングの準備
バイクフィッシングの準備

バイクパッキングへの進出
バイクパッキングへの進出

2021.6.20 バイクパッキングお試しライドで再び太田川を遡上する
2021.6.20 バイクパッキングお試しライドで再び太田川を遡上する

迷惑コメント対策のため、ナチュログ会員の方からのコメントのみ受付しています。ご了承ください。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
2015.5.2-4 一の瀬高原キャンプ場 癒し編