2019年09月19日
東西の花の違い
広島県北の八幡湿原、雲月山の標高は1,000m以下。
前の週に歩いた山梨県の櫛形山、長野県の湯ノ丸山・池の平湿原(標高は2,000m前後)で見かけたのと同じ花がいくつかありました。
ウツボグサ、オトギリソウ、ウド、オミナエシ、カワラナデシコ、キンミズヒキ、コウゾリナ、コオニユリ、ツリガネニンジン、ニガナ、ネジバナ、ノアザミ、マツムシソウ、ワレモコウ
意外だったのは、花の大きさがかなり違うものが何種類かあったこと。
マツムシソウ、ウツボグサ、ツリガネニンジンは甲信越の方が大きく、特にマツムシソウは別種かと疑うほどの大きさの違いがありました。
上が池の平湿原のマツムシソウ、下が八幡湿原のです。蝶の大きさはほぼ同じ。
タカネマツムシソウという、草丈が低く花が大きく色が濃い別種はあるようですが、櫛形山や湯ノ丸山で見たのはそれではなかったと思われます。
ネットで調べた中に、高地は受粉を補助してくれる昆虫類が少ないから目立つために花が大きく派手になる進化によるのではないか、という解説があり、なるほどと思いました。
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